●地理情報システム(GIS)とは…
GISとは「Geographic Information System」の略で、米国空軍の軍事技術として開発されたものですが、日本では「地理情報シス
テム」と訳され、カーナビゲーションのGPS(Galileo positioning system)やパソコンの地図ソフトで使われているように、先ずは
民間からの普及となりました。
具体的には、「地理的な位置を手がかりに、位置に関する情報を持った文字や数字、画像等のデータ(空間データ)を総合的に管理・
加工し、視覚的に表示して高度な分析や迅速な判断を可能にする技術」であり、緯度・経度や高さのみならず、人口やライフライン、
土地利用、産業や観光スポットなど、多くの空間データがコンピュータ上で管理することが可能になって、同じ座標を持つレイヤー構造
として階層化されますので、自由に組み合わせた表示や分析等が可能になります。
一般的なGISには、動作させるための「GISエンジン」があり、それに目的別のアプリケーションソフトを選別した上で、各種の情報を
入力して使用することになります。
GIS構築の目的には、省力化、共有化、効率化、正確化、迅速化等が
あげられますが、その目標には
1. シュミュレーション(分析)
2. 担当者間の情報の共有化
3. チェック・検索時間の短縮
4. 転記・計算ミスの軽減 (信頼性の向上)
5. 住民サービスの向上 (到達目標)
…等があげられます。
そのGISの構築の種類を大きく分けると簡易型、管理型、ワンストップ
サービス、統合型、発展型、応用型のGISになります。
「
簡易型GIS」は、特別なGISエンジンを利用せず、ExcelやAccessのデータベースを使って地図とリンクを張ることでGIS動作を
実現するものです。但し、機能的には限定されますが、価格も抑えることができますので、比較的簡単に導入することが出来ます。
「
管理型GIS」は、GISエンジンを使って個々の業務(道路、下水道、地籍、橋梁管理など)によるシステム構築となり、エンジンと
アプリケーションの機能を十分に活用できるため、情報の解析等が可能となります。
「
ワンストップサービスGIS」は、一度の手続きで必要とする関連作業を全て完了させられるように設計されたサービスで、行政に
おける窓口業務で、いくつかの手続きを経て行っている業務を1回(転居時の手続きを1箇所 等)で行えるようになります。
「
統合型GIS」は、個々の業務で使われている基盤地図等を共通のデータとして使用し、個々の業務は各々のGISを使用します。
このメリットとしては既存の資産が利用可能になり、データの重複整備を防ぐことにあります。以前までは全庁型GISでしたが、シス
テムが大きくなり過ぎて融通性がないため、現在はほとんど構築されていません。
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当社は、「簡易型GIS」⇒「管理型GIS」⇒「ワンストップGIS」の構築をお勧め致します。
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Microsoft ExcelやWordで作られた文書等をデータベースソフトであるMicrosoft Accessに入力するだけでも検索が容易となり、
地図等に描かれた文字、点、線、面の情報とリンクさせることで「簡易型GIS」が構築されます。様々な定型書式を探す手間も省けま
すし、入力情報の重複もなくなって信頼度が向上します。
特定業務のアプリケーションソフト機能を使いたい場合は「管理型GIS」を構築することになりますが、すでに情報はデーターベース
(Access)に入力してありますので、情報の移行にも期間がかからず、日常業務にも支障を与えることはありません。また、各部署内
の「管理型GIS化」が終盤を迎えたら、それぞれが管理している項目を「Oracle(オラクル)等のデーターベースに移行し、「統合型
GIS」の構築へ向うことになります。
当社は、協同組合 熊本県ジィー・アイ・エス研究会に所属しております。
(協)熊本県ジィー・アイ・エス研究会とは…
2001年(平成13年)03月14日に誕生した熊本県内で初めて結成されたGIS共同体であり、当研究会所属の各社が地元密着性と
これまで蓄積してきたノウハウを活用し、情報技術を駆使出来るよう各関係機関と企業の協力を得ながら、関係専門業者を構成員
として業務を遂行している事業協同組合です。
所属する会員は、正会員に(社)熊本県測量設計・建設コンサルタンツ協会の10社、賛助会員には、印刷業の1社の全11社で構成
されており、情報通信技術の修得と社会貢献を目指して、少しでもそのお役に立つ事を願いながら、これからの社会に貢献していこうと
日々努力を重ねています。
詳しくは、リンク先の「(協)熊本県ジィー・アイ・エス研究会」のホームページをご覧ください。
○2002年 阿蘇地域振興局 維持管理課 河川工作物調査簡易GIS
○2002年〜2005年 法定外譲与申請業務 球磨村役場
○2005年〜2006年
熊本県内 各森林組合 森林GIS構築(17森林組合中14組合)
阿蘇森林組合、緑川森林組合、天草地域森林組合、菊池森林組合、鹿本森林組合、小国町森林組合、上球磨森林組合、
球磨村森林組合、相良村森林組合、多良木町森林組合、中球磨森林組合、人吉市森林組合、山江村森林組合、五木森林組合
○2007年 熊本県森林組合連合会 森林GIS構築
LiveFOREST(熊本版)を導入済みの各森林組合の皆さまへ
森林GISの「Q&A」と操作マニュアルを掲載(PDF)させて頂きました。 ⇒
ご参考までに…
2008年08月より、熊本県・市町村電子自治体共同運営協議会 及び くまもとGPMap開発企業から「
くまもとGPMap」が無料にて
ダウンロードできるようになっています (URL : http://gpmap.kumamoto-idc.pref.kumamoto.jp/ )。
特定業務のアプリケーションほどの機能はありませんが、
ご使用のパソコンにインストールすることで地図と情報を結びつけるGISがどのようなものなのか、
イメージが広がると思いますので試されてみてください(ユーザー登録が必要です)。
●コンクリート構造物診断(CSD)とは…
コンクリート構造物も年月の経過と共に様々な要因で劣化が始まりますが、現在は低成長時代となり、循環型社会構築・公共
事業削減等々の社会環境から施工し直すことが困難になってきており、社会資本の整備は維持の時代を迎えております。
定期的な時期に適切な診断・補修・補強を講ずることで、構造物の寿命を延ばすことが可能になりますので、地域密着という機
動性を発揮した上で、コンクリート構造物を非破壊で診断できる弾性波レーダを応用駆使し、ひび割れや内部欠陥などを診断して、
早期の補修・補強対策の提案を行っています。
危険予測の提案等、迅速に対応することは勿論、維持・補修という新たな時代への対応策として、関係専門業者の技術力を集結
した上で、可能な限り供用・耐用年数まで延命を図ることを目的とし、今後更なる研究開発に取り組んでいます。
CSD = コンクリート(Concrete) 構造(Structure) 診断(Diagnosis)の頭文字を取った"略字"です。
詳しくは、リンク先の「(協)熊本県構造物診断技術研究会」のホームページをご覧ください。
○2007年 小天下硯川線単県橋梁補修
平成20年07月24日に「社団法人 熊本県測量設計・建設コンサルタント協会」が主催する「第6回 業務報告会」が熊本テルサで
開催され、当社からはGIS関連と非破壊診断の2編の論文を提出させて頂きました。その提出した論文をご覧になりたい方は
下記をクリックして頂き、ご自由にダウンロード(PDF)してください。
尚、ご意見・ご感想もお待ちしておりますので、宜しくお願い申し上げます。
0. 開催時プログラム(PDF)
1. 森林GISの構築とその効果(PDF)
2. 既設橋の詳細設計診断調査に基づく復元設計(PDF)