CROSS TALKクロストーク

ゼロからのスタートでも
挑戦力と周りの
サポートで突破する!

学生時代は、スポーツに全力投球

Q1.どんな仕事をしている?

山田:中学の頃からハンドボールをやってきて、東京の大学へ進学。今も社会人チームで続けています。会社では調査測量部に在籍し、非破壊検査技術で新しくできた橋に設計通りの位置に鉄筋が入っているかを調べたりして、その結果をまとめています。

伊牟田:小学校に入る前からサッカー一筋でした。北海道の大学へ進み、卒業後は熊本へ帰るつもりでいたので、就職サイトで探すなか、当社を見つけて。仕事内容が面白そうだったので、インターンシップを経て入社を決めました。1年目は調査部で土石流の影響などを調査する仕事に携わり、2年目に設計部へ移ってからは道路や護岸の設計などを手がけています。

令和2年豪雨で試練。当時の苦労が大きな糧に

Q2. 知識も資格もなく入社した二人。大変だったことは?

山田:資格がないと携われない仕事も多いので、資格を持つ先輩の助手として現場へ出向き、仕事を教わっています。最初の頃は先輩たちの会話が全く理解できず、専門用語を覚えるのが大変でした。
入社した年の7月に人吉球磨地方で大規模な豪雨災害が発生し、調査へ行く要員が不足していたため、体力のある自分が行くことに。現場確認に向かったものの道路が崩れていて車では通れないため、車を置いて道なき道を歩いて登るような状況でした。当時は「すごい会社に入ってしまった」と思いました(笑)。本当に大変でしたが、おかげで実際の現場を知ることができて、とても勉強になりました。

伊牟田:私も調査部から設計部へ移って間もなく、7月豪雨の災害復旧にあたりました。災害発生当初は社員総動員で1カ月ほど現場に入って、状況を把握。設計と測量に分かれて次々に復旧支援に取り掛かったのですが、その数がめちゃくちゃ多くて。
先輩たちも忙しいから教えてもらう余裕もなく、基準書というマニュアルのようなものを読みながら試行錯誤。設計ができたら上司に確認してもらい、修正したものを再び提出。こうして、なんとかこなしていきました。平常時であれば部署間の垣根もなく、分からないことはその都度、いろんな人に教えてもらえます。

山田:災害からしばらく経って人吉へ行ったとき、当時壊れていた道が復旧されて通れるようになった姿を見て、地域貢献というか、人のためになる仕事をしているんだと実感しました。

資格を取得して建設コンサルタントのプロになる

Q3.今後、どうキャリアアップしたい?

伊牟田:この仕事は資格が不可欠です。専門学科のある大学を出た人は、卒業時に資格を持って入社します。社員の多くは専門知識を学んできた人ばかりですが、自分はそういう知識や資格を持たず入社しているので、今でも先輩からフォローされっぱなし。なんでも教えてもらいながら、勉強ですね。

山田:私も同じです。分からないことはどんどん聞いて、ついていくしかない。その辺は、スポーツで培った粘り強さが活かせているかな?まずは資格を取りたいです。全然持っていないので。今年は資格試験に挑戦するつもりでしたが、新型コロナのため中止に。来年、挑戦する予定です。
何も分からない状態で入社しましたが、大事なのは、入ってからどれだけ頑張れるか。資格や知識がないから無理なんてことはないと思います。どの業種にも言えることですが、興味があれば、まずは飛び込んで挑戦するのが一番かなと思います。

伊牟田:この業界の資格は数えきれないほどあるので、専門の学校を出ているキャリアの長い先輩たちでさえ、今も勉強しているほど。

山田:技術士の資格にしても道路や河川で分かれていて、取ろうと思えばどれだけでもある。

伊牟田:いろんな資格を持っている分、会社として受注できる仕事が増えます。資格を取ることで会社に貢献できるし、自分の知識も増える。どこまでも成長していけるのか楽しみです。

(所属及び社歴は、2021年9月取材時)

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